第17回放射線生物学セミナー
当番世話人 鈴木 実
京都大学複合原子力科学研究所 粒子線腫瘍学研究センター(粒子線腫瘍学研究分野)
今年度の放射線生物学セミナーを開催するにあたりまして、世話人からご挨拶申し上げます。本セミナーは、放射線生物学をテーマとして、毎年特色のある企画がなされています。今回のセミナーのテーマは関係スタッフと相談し、「未来の放射線生物学を創ろう」としました。今回ご講演をいただく講師の皆さんは、がん治療のブレークスルーを引き起こすような、生命の本質的な基本原理の解明、あるいは、その原理に基づく新たな治療法の開発などチャレンジングな課題に挑んでいる新進気鋭の若手研究者の方々です。直接、放射線を研究に使用していない先生方がほとんどであります。
これから大学院に進む研修医、専攻医の皆さんにとっては、普段参加する放射線関連の学会では、触れられない様々な研究に触れる貴重な機会になります。大学院での研究テーマの立案にお役に立つと思います。また、現在、大学院で放射線生物学の研究に従事されている方にとっては、普段の放射線関係の学会、研究会ではお会いすることが少ない、若手の新進気鋭の研究者と交流する貴重な機会となります。本セミナーでは、セミナー終了後の懇親会・意見交換会は開催しませんが、ランチョンセミナーの代わりにセミナー会場の建物内の1室で、立食形式のランチを用意いたします。その場で、積極的な交流を深めていただければと思います。日々、日常の放射線治療の診療でお忙しい先生方にも、最先端の生物学研究の一端に触れていただく機会と存じます。ぜひ、同僚の先生方にお声がけいただき本セミナーへご参加お願いいたします。
今回のセミナー会場は、京都大学の宇治キャンパスで行われます。化学研究所、防災研究所などの複数の研究所がキャンパス内にありますが、医学系の学会、研究会では使用されることが少なく、これまで訪れる機会も少なかったのではと思います。近くには、世界遺産の平等院、宇治上神社、普茶料理で有名な黄檗宗万福寺、源氏物語にゆかりの宇治十条古跡などの観光名所が多数あります。日頃の職務から離れて、通常の京都観光では忘れられがちな宇治観光でのリフレッシュを兼ねての多くの方の現地参加を期待しております。